ガラスの筒状の吹抜


ガラスの筒状のような外部吹き抜けが建物の中を通り、自然光を入れる提案をさせて頂き、計画を進めることになりました。 「ガラスの筒」は畳1帖程度の小さい面積であるが、光を取り込むということに用途を限定することで、ガラスのみで作られたフレームの少ない筒形状です。

光が「ガラスの筒」を通り、ガラス面を反射し合い下階のガレージ床まで照らされます。光の様子が移り変わることで時間の流れを感じると思います。

また、雨が落ちる様子を見るのもきれいで、家の中に雨が落ちているようで不思議な気持ちになると思います。

構成は1階にガレージ、浴室、トイレ。2階がキッチン、居間。3階が寝室と子供部屋があります。「ガラスの筒」を通して各階や各部屋が見渡せ、また「ガラスの筒」がそれら同士の視線をいくらか緩衝する役目にもなっています。

概要
作品名 武庫之荘の家
ジャンル 一軒家 , 自宅
所在地 兵庫県
延床面積 67.7㎡(20.4坪)
藤原 慎太郎/室 喜夫

藤原慎太郎/室喜夫|ふじわら・しんたろう/むろ・よしお|藤原・室建築設計事務所

1点ものの建物を実現します