小石川植物園と向合う密集狭小敷地の家


東京23区のまん中、丸の内線茗荷谷駅近く、60㎡の敷地で住宅が建て込み、三方隣家に囲まれていて北側に道路があります。

しかし、さほど広くないその道路を挟んで小石川植物園と向き合っているので、緑の恩恵に浴することができます。

南側には高さ約10mの住宅が迫っており、その上からいかに太陽光を取り込むかが課題でした。

これに対しては、南面に大きなハイサイドライトを設け、ロフト階と2階に光が降り注ぎます。

また、北側壁面には植物園の緑を満喫できるよう大開口部を設け強度補強のためにスチールのブレースを入れました。

かなりのローコストを要求されていましたので、基本的に壁面素材は構造用合板とし外断熱材としてスタイロフォームを使うという計画でした。

ところが、もともとエコロジカルな発想の建て主さんの要望で断熱材をプラスチック系ではないものにできないか、というリクエストが出てきました。

そこで、断熱材はコストアップではありますが、エコな材料であるセルロースファイバーの内断熱としました。

そして、暖房は1階床下と2階バルコニー側に、電気ヒートポンプの温水パネルを設置しました。また、間口4.5mの中に、最大限大きな空間のリビングダイニングを作るため、両側の外壁面のみに柱を立てる構造としました。

内装壁材を構造用合板の真壁とすることで構造の柱がリズミカルに顔を出すインテリアが生まれました。

概要
作品名 Niさんの家
ジャンル 一軒家 , 自宅
所在地 東京都文京区
外壁 ガルバリウム鋼板波板
屋根の形 バタフライ型
構造用合板
杉板フローリング
構造 木造軸組み2階(ロフトあり)
延床面積 85㎡(ロフト含む)
ロケーション 都市密集住宅地
森 大樹/小埜 勝久

森 大樹/小埜 勝久

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