キッチンのリノベーションを提案した住宅


天窓の中のキッチン 厳島神社の境内に隣接し、2つの参道をまたぐ細長い敷地は京式町家の残る町並みの中に位置しています。

そんな敷地の中で最も奥に位置するキッチンのリノベーションの施工事例です。

1階が店舗2階が住居という職住環境の中で、スタッフのランチスペースとしても開放されています。

北面する屋根面に法定の採光、排煙を満たすために設置された既存の3つの天窓は、数の割に暗い印象を与えていました。

一方で細長い敷地の再奥に位置するこの場所の性格を象徴するもののようにも思われた。

北側の天空光の安定した照度によってもたらされる柔らかい光と、小屋裏の闇からくる天井の暗視野な視界を空間に感度を与え、質的に寄与するものとしてとらえ直し、1つの室的なくくりにとどまらす、柔らかい光をプールながら、循環させる設備として再生することを試みました。

新たに小屋裏を掘抜いた中途半端な広がりの吹く抜けを、光の導入口としながら、それを受け止める形で、2つの側面をもつ斜め方向の面材を設置し、1つの空間のネガとポジ的な特性を引き出し、生活に縁取りを与えるものとして位置づけました。

概要
作品名 天窓の中の厨
ジャンル 一軒家 , 自宅
所在地 広島県
設計から完成までの期間 3ヶ月
博多 努

博多 努

いきいきと循環するシンプルで多様な空間づくり