設計事務所へ頼むメリットについて|家結びブログ

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こんにちは(^^)クサノユカリ建築設計室です。

今回は、設計事務所に仕事を依頼したときに、どんなメリットがあるのか?について、お話します。

※今回は戸建住宅にスポットを当ててお話します。

住宅を建てる際に依頼する所は色々あります。

下記が主な窓口です。

・ハウスメーカーへ依頼

・建売住宅を購入

・工務店へ依頼

・設計事務所へ依頼

これらのなかで、設計事務所とその他で大きく違うことがあります。それは、設計と施工(工事)が一連の会社かどうか。だと思います。

設計事務所へ依頼以外の三者は、設計〜施工までが、同じ窓口(会社)であることがほとんどですが、設計事務所は、原則設計を担当し、工事は建設会社へ依頼することになります。

ここまでの内容だと、「設計事務所に頼むと設計しかやってくれないの?じゃあ、自分たちで工務店を探したりして大変なんじゃないか・・・」と思われる方もいるかもしれません。

でも、設計事務所へ依頼するメリットは実はたくさんあるんです。

まずは、設計事務所の業務内容について。

大きく下記の4つに分類されます。

①基本設計業務

間取りや外観等、計画の軸となる部分の設計です。「平面図、立面図」といったものが完成します。

②実施設計業務

基本設計で決まった内容をベースに細かな設計を行います。

③申請業務

確認申請等の申請の事務手続きです。

④工事監理業務

工事を第三者の目で監理する業務です。

 

設計事務所へ依頼とその他の違いで、メリットになるのが②と④の業務ではないかと思います。

まず、②の実施設計業務とは、間取りや外観が決まった後に行う細かな設計の事で、ドアの枠のデザインや、造り付けの家具やキッチンの細かなデザインを図面にしていく作業です。

これらがお施主様にとってメリットになる理由は・・・

とことんこだわりたい時に自分だけのデザインをしてもらえる。

細かな部分まで図面があり、工事前にどんな仕様・寸法・デザインなのかチェックできる。

→標準プランのあるハウスメーカー等は詳細図までお施主様へ提出しない場合があり ます。なので、間取りや外観イメージから読み取れなかった部分があると、完成後に「思っていたイメージと違った」「想像より幅狭いな」といった後悔が少なからずあると思います。

既製品や標準的なプランではないものを要望でき、オリジナルの住宅ができる。

→ハウスメーカー等は「〇〇プラン」や「〇〇シリーズ」といった既成のデザインを持っていることが多いので、オリジナルなデザインを求めている場合は融通が利かないなと感じることがあるかと思います。

等が挙げられます。

続いて④の工事監理業務のメリットですが、私たちはこれが最大のメリットではないかと考えています。

工事業者の行う工事を「第三者の目」で監理する。

→例えば、手抜き工事がないか。指定した材料が決められた方法で工事されているか。契約した金額より安価な材料に勝手に変わっていたり、設計と違った工事を行っていないか。等々、お施主様の代理という立場で現場を隅々までチェックします。

昨今、ニュースで大手施工会社の手抜き工事や違法行為等が取りだたされていますが、設計を施工が一式で同じ会社だと、どうしてもチェックの目が甘くなるように感じます(もちろんすべてではありません!)。

どこへ依頼されても、工事に不適切な事があれば手直しを指示できますが、お施主様が見て気付けるものは表面の仕上げや設備だけなので、内部までしっかり工事が行われているか、第三者の目で見ることはとても重要だと考えます。

クサノユカリ建築設計室では、設計だけでなく工事監理もしっかりと行います。

私たち設計事務所は法的にも実際も、お施主様の「代理者」です。お施主様から「業務」を「委託」されて物事を進める為、家づくりに関する心配事や不安材料は、なるべくはじめに解決させましょう!

何でもご相談くださいね(^^)

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古屋 洋平/古屋 由貴|ふるや・ようへい/ふるや・ゆき|クサノユカリ建築設計室

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