「路地空間」や「内と外の間の豊かさ」について考えたプロジェクトの住宅|一軒家・自宅


本計画は住宅と駐車場に囲まれた旗竿地に計画された住宅のプロジェクト です。

敷地は南側が開かれた土地ですがマンション駐車場に隣接するため、 クライアントの「プライバシーをしっかり守りたい」という要望を考える と、建物自体を南側に開放することは望ましくありません。

そこで、私たちはこの旗竿地という敷地条件から通路がそのまま建物内に挿入されたような路地空間を造り出し、内部と外部の「間」を デザインすることで多様で豊かな空間を造り出しました。

内部空間はこの路地空間に向かって大きな開口が設けられ、 プライバシーを確保しながらも一日を通して緩やかな光を取り込み ます。

また、この路地空間は内部と外部の境界を曖昧にし、奥行きのある領域として内部空間を豊かにしてくれます。

私たちはただ単に、内部と外部を別としてデザインするのではなく、その内部と外部を一緒に考え、その「間」をデザインすることで ”昔ながらの日本の奥深い原風景”を現代風に再現しました。

概要
作品名 草津の家
ジャンル 一軒家 , 自宅
所在地 滋賀県草津市
間取り 4LDK
基礎 ベタ基礎
外壁 ガルバリウム鋼板
屋根の形 片流れ
壁紙
カバザクラ
構造 木造
延床面積 115.7m2(35坪)
ロケーション 都市
設計から完成までの期間 1年
水本 純央

水本純央|みずもと・すみお|アルツデザインオフィス|一級建築士事務所

私たちは「デザイン」を通して 世の中を豊かにします