スキップフロアを通じて家族が交わる家|一軒家・自宅
スキップフロアを駆使した住宅である。 敷地は北面で接道し、3方が家屋に囲われているが、南東の方向にのみ開けてられます。
その土地の特性を最大限活かすことが、この計画のテーマです。 そのテーマに対して、建物を2つのボリュームに分けて、それらをずらすことによって解決を試みました。
2つのボリュームは、南東からの光を室内になるべく多く導入するために、南北にずらして配置され、また、それら2つのうち、西側のボリュームについては、床を持ち上げることによって、南東からの光をさらに多く室内に取り入れられるよう、配慮しています。
2つのボリュームの間に生じた、この3次元的な「ズレ」は、すまいの中に縦方向の空間のつながりを形成し、すまい全体の一体感をもたらしています。
室内の床や天井には、タモの無垢材を多用し、空間の一体感を演出するとともに、経年変化を楽しんでいただけるよう心掛けた。 室内の壁に関しては、手仕事によるモノづくりの美しさを追求するために、ビニルクロスではなく、塗装仕上げとしました。
キッチンは、ステンレス天板とタモの組み合わせによる、オーダーキッチンとしました。
ダイニングテーブルも、タモのハギ合わせ材を天板に使用した特注品とし、ホンモノの材料が持つ独特の存在感が空間に彩を添えています。
外壁は、ここでも手仕事の美しさを追求するために、ガルバリウムの板金材を採用している。建具には、ステンレス材を使用し、意匠性とともに、メンテナンスの軽減を図っています。
概要 | |
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作品名 | スキップフロアの家 |
ジャンル | 一軒家 , 自宅 |
所在地 | 東京都中野区 |
延床面積 | 111.18㎡ |