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引越しが終わったらら、ようやく全て完成です。
と、なかなかならないのが拘り住宅。
外構工事は特に遅れることが多く、庭木はまだ確認できていませんでした。
それで、オリンピック連休に入る前に、少し時間をとって貰ったのです。
エントランス回りも、ようやく最終形をみることができました。
面白かったのは腰掛スペース。
そこに座っているのはブリキの飛行機でした。
そして人はこっちを利用するのです。
靴箱もスチールの収納でまとめられ、コンクリート打ち放しのソリッドな感じに良くあっています。
エントランスを左に曲がったところにあるのが和室。
銀色の畳に、ステンレスの床を合せました。
奥さんが活けた花が、彩を添えます。
建築は無機物ですが、こういった心遣いによって全く違う次元へと昇華するのです。
ダイニングテーブルも、ウォルナットの床と良く合っています。
キッチン後ろの収納内も見せて貰いました。
食器、家電、小物への愛情も十分に伝わってくるのです。
コーヒーを出して頂き、ちょっと都心部にはない景色をゆっくり楽しませて貰いました。
暑い時期ですが、90cmある庇がその役割をしっかり果たしていることも確認できたのです。
LDKに並ぶ形で配置したのが寝室です。
反対側が子供部屋。
こちらの空間は、モデルルームのような仕上がりでした。
ウォークインクローゼットさえも画になるのは、コンクリート打ち放しのポテンシャルと、セレクトされた家具が心地よいシンフォニーを奏でているからと思うのです。
ようやく本当の意味での完成形をみることができ、少し肩の荷がおりました。
スケジュールを調整させて貰い、お盆明けに撮影をお願いしました。
4年に及んだプロジェクトも、いよいよ最終局面までやってきました。
あとは日々の行いか、神頼みか。
この日のような快晴になれば良いのですが……
文責:守谷 昌紀
■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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