初めてアニメーションを製作したのは「おいでよhouse」でした。
それ以来、各プロジェクトで挑戦していますが、一朝一夕には進歩しないものです。
構想が現実となっていく過程がこの現場日記。
最終形を想像するのはなかなか難しいものですが、今回も模型とアニメーションの二本立てで検討しました。
エントランスは開きすぎず、開かれている空間を目指しました。
レセプションのコンセプトは、現Ohanaと同じ。
ちょっとおしゃれな知人のリビングです。
ワークスペースは、光が入り過ぎない方が良いので、換気を重視しました。
2階のスタジオは大空間です。
西側は西日を防ぐために開口は小さめ。
北側は緑が目に入るよう大きく開きました。
そして東の正面はこの格子窓です。
将来的にはギャラリーのような使い方も視野に入っているので「入ってみたい!」と思って貰うことはとても大切です。
ワクワク感が窓からあふれ出すイメージで設計しました。
このカットだけ雰囲気が違うのは、レンダリングという機能を使っているからです。手前味噌ですが少しだけ進歩したでしょうか。
カメラマンの石井さんは完全に模型派です。
模型も1/100と1/50を製作したのですが、1/100は喜んで貰えました。
1/50のほうはオープンデスクの学生に担当して貰ったのですが、出来がいまひとつで……
もう一度気合を入れて作り直します。
https://youtu.be/pySEJ_I1bxM
模型派なので、動画の反応もやはりもうひとつでした。
しかしそれも重要な情報です。
沢山の問いを発信し、その反射でクライアントの人物像を理解していく。丁度、魚群探知機のシステムに似ていると思っています。
パルス波を沢山発信すればするほど、人物像が立体的に浮かび上がってくるのです。
ここに魚が居るという情報は大切ですが、ここに魚は居ないという情報も大切な場面が、必ず出てきます。
知るということは、自分に可能性を与える。知らないということは、自分の可能性を狭めている。
サッカー選手、中田英寿さんの言葉ですが、核心に迫る言葉だとい感心しているのです。
文責:守谷 昌紀
■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞
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