「あの森のOHANA」かやしまフォトスタジオ‐2‐人物像を立体的に浮かび上がらせよ|家結びブログ

初めてアニメーションを製作したのは「おいでよhouse」でした。

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それ以来、各プロジェクトで挑戦していますが、一朝一夕には進歩しないものです。

守谷昌紀20210628_3(家結びブログ)

構想が現実となっていく過程がこの現場日記。

最終形を想像するのはなかなか難しいものですが、今回も模型とアニメーションの二本立てで検討しました。

守谷昌紀20210628_5(家結びブログ)

エントランスは開きすぎず、開かれている空間を目指しました。

守谷昌紀20210628_1(家結びブログ)

レセプションのコンセプトは、現Ohanaと同じ。

ちょっとおしゃれな知人のリビングです。

守谷昌紀20210628_6(家結びブログ)

ワークスペースは、光が入り過ぎない方が良いので、換気を重視しました。

守谷昌紀20210628_4(家結びブログ)

2階のスタジオは大空間です。

西側は西日を防ぐために開口は小さめ。

北側は緑が目に入るよう大きく開きました。

守谷昌紀20210628_7(家結びブログ)

そして東の正面はこの格子窓です。

将来的にはギャラリーのような使い方も視野に入っているので「入ってみたい!」と思って貰うことはとても大切です。

ワクワク感が窓からあふれ出すイメージで設計しました。

このカットだけ雰囲気が違うのは、レンダリングという機能を使っているからです。手前味噌ですが少しだけ進歩したでしょうか。

カメラマンの石井さんは完全に模型派です。

模型も1/100と1/50を製作したのですが、1/100は喜んで貰えました。

1/50のほうはオープンデスクの学生に担当して貰ったのですが、出来がいまひとつで……

もう一度気合を入れて作り直します。
 
https://youtu.be/pySEJ_I1bxM

模型派なので、動画の反応もやはりもうひとつでした。

しかしそれも重要な情報です。

沢山の問いを発信し、その反射でクライアントの人物像を理解していく。丁度、魚群探知機のシステムに似ていると思っています。

パルス波を沢山発信すればするほど、人物像が立体的に浮かび上がってくるのです。

ここに魚が居るという情報は大切ですが、ここに魚は居ないという情報も大切な場面が、必ず出てきます。

知るということは、自分に可能性を与える。知らないということは、自分の可能性を狭めている。

サッカー選手、中田英寿さんの言葉ですが、核心に迫る言葉だとい感心しているのです。
  
文責:守谷 昌紀

■■■1月27日 『Best of Houzz 2021』を「中庭のある無垢な珪藻土の家」が受賞 

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建築家 守谷昌紀のゲツモク日記