ケヤキ並木との関係を大切にする間口3.6mの家|一軒家・自宅


鬼子母神へつながる参道のケヤキ並木は樹齢400年を数え、東京都の天然記念物に指定されています。

敷地は並木が終わる辺りに位置する間口4.5mで東西に長い「うなぎの寝床」。建物の顔をケヤキ並木のある南西に向ける事で、魅力的な参道の眺めを楽しめるようにしました。

そして、通りに面する畳間は大きく開かれ、アットホームな雰囲気の道を行く人々とのつながりを生む縁側のような役目を果たします。

ケヤキを切り取り、四季の変化を感じさせてくれるリビングの高窓は、将来南側隣地に建物が建ったとしても、変わらず参道とのつながりを感じさせてくれる物です。敷地を最大限活かすため、微妙に台形状になっている土地に合わせ、建物も南東に向かって斜めに広がっています。

概要
作品名 雑司が谷の家
ジャンル 一軒家 , 自宅
所在地 東京都豊島区
間取り 2LDK
基礎 ベタ基礎
外壁 ガルバリウム鋼板
屋根の形 変形切妻
珪藻土
ナラフローリング
構造 木造
延床面積 87.26㎡
ロケーション 参道
佐藤 剛

佐藤剛|さとう・つよし|一級建築士事務所 A-SA工房

こだわりの詰まった 居心地の良い空間づくり