4世代が住む木造三階建ての京都の家|2世帯住宅・自宅


京都市内の住宅密集地に建つ木造3階建ての4世代6人が住む2世帯住宅で、老朽化した木造住宅の建て替えです。

1階部分はご両親とお祖母様の住まい、2階と3階はご子息家族の住まいとなっています。

2世帯は生活の時間帯が異なるので、玄関をそれぞれ1階と2階に設け外部階段を設けましたが、内部でも上下階の往き来が出来るように内部階段も設けました。

特にお祖母様が生活される1階部分の床は、玄関の上框もあえて無くし、玄関アプローチも緩やかなスロープにすることで、お祖母様が日頃使用している手押し車でもスムーズに無理なく使えるようにしました。

敷地三方を隣家が接近しているため、採光と通風は1階の東南に小さな中庭を、2階の南側にデッキテラスを設けることで確保しました。

トイレ・洗面・浴室といった水廻り設備を上下階とも北側の1箇所にまとめ、1階はお祖母様の部屋に近い位置にしました。

ご子息家族が住む上階は、2階に共有スペースであるリビング・ダイニング・キッチンを配し、リビングスペースの奥に4畳半の和室も設けました。

また、リビングの南側にデッキテラスを設け、リビングの延長としてよりスペースが広く感じられるようにしました。

さらに、リビングの上部を吹き抜けにすることで、効果的な明るさと風通しとゆったりした空間を体感できます。

3階にはプライベートスペースである寝室と子供室、予備室を配し、寝室・子供室とリビングの吹き抜けとは、木製建具によってつながるようになっています。

概要
作品名 京都の2世帯住宅|2世帯住宅
ジャンル 一軒家(2世帯) , 自宅
所在地 京都府
延床面積 158.75㎡
ロケーション 住宅地
設計から完成までの期間 1年6ヶ月
予算帯 3,000万円台
三浦尚人

三浦 尚人|みうら・なおと|三浦尚人建築設計工房

唯一無二の住まいづくり