京都の町屋を踏襲した3階建て住宅|一軒家・自宅


京都の市街地で3階建ての新築二世帯住宅を設計しました。

瓦の乗った下屋がないと京町屋ではないといわれ、三階建てになると急にデザイン性の低い建売住宅になるのが、以前より不思議でした。

きちんとデザインすれば京都らしい住宅が出来ることを証明させていただいた案件です。

珪藻土、いぶし瓦、桧の柱梁を使いながら太陽光発電などの現代的要素も取り入れ現代の町屋のあり方を示唆しています。

友禅染の問屋だった一階には染屋格子や井戸を復活させ、木戸の奥に光庭を取っています。

この空間は将来エレベーターの設置場所に変化する予定です。 現代と伝統の融合した京町屋と呼べます。

概要
作品名 新・京町屋
ジャンル 一軒家 , 自宅
所在地 京都府京都市内
間取り 7LDK
基礎 べた基礎
外壁 珪藻土鏝押え
屋根の形 切り妻
布クロス
無垢板(栗・杉)
構造 木造在来工法
延床面積 118.78㎡
ロケーション 市街地
予算帯 2,800万円
中原賢二

中原賢二|なかはら・けんじ|設計処草庵|建築事務所

自然からデザインを学ぶ温故創新