縦と横の家


この計画地は佐世保市内の204号線から少し西側に入った急な坂道沿いにあります。

この土地はクライアントの祖母様が長い間住まれていた住宅と賃貸アパートを解体して、敷地全体の240.49㎡ 約72.74坪の敷地を分割し祖母様とお孫様の2棟の住宅を計画しました。

敷地に接地する前面道路は一番低い東側の道路と一番高い西側の道路の高低差は2.5mある急な坂道で、東側の計画地の地盤とも道路も2.5mの高低差があります。

この計画で私が一番重要なコンセプトにしたのは、2棟の住宅を外観のデザインに繋がりを持たせ1つの建築に見せることです。

佐世保市街から坂道を東側から上って来たら最初に祖母様の平屋建ての住宅を配置し、 少し間を空けて西側にお孫様の2階建ての住宅を配置しました。

このように2棟を配置することで、坂道を上って来ると2棟の住宅は立体的に見え、お互いの住宅が消し合うのではなく、お互いが引立て合い1つの建築に見えて、お孫様の住宅にも東南の光と風を注がせることが出来ると考えたからです。

東側から見ると平屋建ての後方には縦スリットの窓を配置して高さを強調し、前面道路側から見ると擁壁の横型ルーバーと2階建てのバルコニーを横に開口されたスリットが、平屋建ての住宅と2階建ての住宅は横を強調したデザインで繋がりを持たせ、立体感のある1つの建築に見えるように考えてみました。

2棟の少しの間は光と風を注ぐ他にも、世代の違う祖母様とお孫様のご家族がプライバシィーを守りながらコミュニティーの空間となり、楽しい生活の出来る住宅になってほしと思い設計をしました。

概要
作品名 Y2-house、Y3-house
ジャンル 一軒家 , 自宅
所在地 長崎県佐世保市
構造 木造軸組み面剛性工法
佐藤 正彦

佐藤 正彦

人の動きや流れ、そして心を設計します