坂茂の家具の家に無印良品の感じ良いくらしを集約させた内装を展示

グラフィックデザイナーの原研哉さんが企画・構想するプロジェクト「HOUSE VISION」のHOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITIONにて、良品計画とムジ・ネットは共同で、「感じ良いくらし」を集約する器としての「家具の家」を提案します。

また、展示の内装は無印良品の商品を交えながら、暮らしの風景を再現。「家」を多様な産業の交差点として見立てていく「HOUSE VISION」において、無印良品は「家」を「感じ良いくらし」の集大成として提案していきます。

無印良品×坂 茂

家具の家
家結び
1995年に建築家の坂茂(ばん しげる)が設計した「家具の家」は、家を支える構造体として柱や壁を考えるのではく、収納家具そのものを建築を支える柱と考えた、空間も資材も無駄が無い住宅として、開発されました。

今回の展示では、構造体の家具を、無印良品の収納モジュールと合致させることで、収納小物などを含めて合理性を追求した仕様となっています。

紙の建築家

【 坂茂(ばん しげる) 】

坂茂(ばん・しげる)は、ポンピドゥーセンター・メス(フランス国立芸術センター)など、国際的に高く評価される建築を手がけ、1995年の阪神・淡路大震災から東日本大震災に至るまで17年間、世界の難民キャンプや被災地で仮設住宅や復興住宅をつくり、災害支援活動を続けてきた。

また、「紙の建築」でも知られ、紙筒などの身近なものの中に建築の材料として特性を見出し、それを建築作品として実用化してきた。80年代に再生紙でできた紙筒に着目した坂は、多くの研究と開発を経て、建築構造に耐えうる強度をもったエコロジーの建築構造材の実用化を果たした。

「紙の家」や「ハノーバー万博日本館」を実現させた一方、安価で世界のどこでも入手できるという利点を活かして、「紙のログハウス」「避難所用管理間仕切り」といった災害支援へと発展させた。

坂の設計技術は、東日本大震災により避難所暮らしを強いられることとなった被災者の生活を守り、宮城県女川町に建設予定の新しい仮設住宅「多層コンテナ仮設プロジェクト」にも活かされている。
他にも代表作品には、海上輸送コンテナを利用した「ノマディック・ミュージアム」などがある。

主な作品


1995年:カーテンウォールの家
1997年:壁のない家
1997年:羽根木の森
1998年:アイビー・ストラクチュアの家
1999年:ねむの木美術館
2000年:木製耐火被覆ー01 ジーシー大阪営業所ビル
2000年:家具の家
2001年:網代構造NO.2
2001年:はだかの家
2001年:紙の資料館 特種製紙総合技術研究所 Pam
2003年:PLYWOOD STRUCTUREー03
2003年:ガラスシャッターのスタジオ
2003年:写真家のシャッター・ハウス
2004年:ブルゴーニュ運河資料館・ボートハウス
2004年:ノマディック美術館
2005年:紙の仮設スタジオ- PTS
2006年:成蹊大学情報図書館
2007年:ニコラス・G・ハイエックセンター
2007年:カトリックたかとり教会
2010年:ポンピドゥー・センター・メス
2011年:女川町3階建コンテナ仮設住宅

主な受賞


1995年:毎日デザイン賞大賞
1996年:吉岡賞
1997年:日本建築家協会 新人賞
2000年:ベルリン芸術賞
2001年:世界建築賞
2004年:フランス建築アカデミー ゴールドメダル
2009年:日本建築学会賞
2009年:ロルドル・ナショナル・ド・ラ・レジオン・ドヌール勲章
2010年:フランス芸術文化勲章
2012年:毎日芸術賞受賞
2012年:芸術選奨文部科学大臣賞美術部門受賞

▼関連動画
紙の橋|坂 茂

羽根木公園の家 ―景色の道|坂 茂


HOUSE VISION 開催概要

HOUSE VISION とは、「新しい常識で都市に住もう」をコンセプトに日本人の暮らし方を具体的に提示するためにつくられた情報発信と研究のプラットフォームです。

研究会、シンポジウム、書籍、展覧会などさまざまな方法で、住まいの「新しい常識」を発信しています。



HOUSE VISION 2013 TOKYO EXHIBITION
会期:2013年3月2日(土)~24日(日)
会場:お台場・青海駅前 特設会場

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