「子育て」を脳科学する

先日、埼玉県社会福祉士会主催の公開研修へ。
分野としては「子ども家庭支援」の領域として学んでまいりました。

テーマ
「子育てを脳科学する」~児童虐待、愛着関係について脳科学の立場から解説する~
講師
黒田公美先生
(理化学研究所 脳科学総合研究センター)

家結び.COM

子育てに関する研究は、心理学・社会学の分野では進んでますが脳科学の分野では、未だ新しいとのことで建築学に結び付く要因も含め興味深いお話を伺うことが出来ました。

1.社会的文脈における虐待は実子でも起こる
実子が小さく母も若い場合(今後も妊娠する可能性のある場合)、母の新しい彼氏が実子への虐待で抵抗しない(できない)現象は、脳によるものだそうです。
これはラングース・マウスでの研究で実証され、新しいオスへ依存する脳の働きがあるとのことでした。

確かにニュースでもヤンママの子供が、新しい彼氏からDV被害に遭ってもママは止められず、ケガや命を落としてしまう事件をよく聞きますね。。
一方で、母が出産期を過ぎた年齢の場合は、逆に子供を守る本能が働くとのことでした。
また、攻撃的な独身男性でも、実子が出来ると父性本能が目覚めるそうです。

2.「分離不安」
親がいなくなるのでは?見捨てられるのでは?という不安で、少し離れただけでパニックになる

⇒建築学から見ると
キッチンやトイレなどは乳幼児から見える位置に直線的に配置。
孤独感を味わせないよう人の気配のする場所に子供部屋を配置。

母親や養育者へ子供の愛着が発達するように、住環境においても愛着のある居場所づくりが育児に好影響を与えると感じました。

プロフィール

斉藤進一(やすらぎ介護福祉設計)

介護福祉のことなら何でも相談できる、ワンストップ型を目指して

斉藤 進一 サイトウ シンイチ (建築家 / 埼玉県)
やすらぎ介護福祉設計 代表

医者に外科・内科等あるように、建築士にも介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?障がい者・高齢者や団塊世代が「終の棲家」としての住まいで安心して暮らせるサポートを致します。車いす使用などバリアフリー住宅や高齢者福祉施設などもご相談下さい。

斉藤進一(やすらぎ介護福祉設計) さんの記事

  • 車椅子とレカロチェア

    車椅子とレカロチェア

    飛行機や新幹線の座席にも使用されているレカロシートですが、基本的には自動車用のシートが有名ですね。 人間工学を学んでいると、立位より座位の姿勢のほうが健康に左右する事を知り、...

  • 2017年 家電製品の買い替え時期

    2017年 家電製品の買い替え時期

    今やほぼ全家庭に普及してきたウォシュレット(TOTO)・シャワートイレ(INAX)ですが、我が家のシャワートイレは2006年12月製なので、既に11年経ってます。 製品の耐用年数を超えており...

  • 宅配ボックスと盗難事故

    宅配ボックスと盗難事故

    宅配業者の負担軽減に宅配ボックスの設置は、多大な労力削減と受け手側の満足に繋がると思います。 http://news.yahoo.co.jp/pickup/6232336 宅配ボックスがあれば時間指定など受け手側...

関連する記事