地震に強い家づくりは地盤調査・土地選びの時からはじまる

2011年3月11日に起きた東日本大震災以来、住まいの耐震性に注目が集まっております。地震による倒壊を防ぐには、土地選びの段階で、きちんとした地盤調査を行い地盤に合った対策をすることです。

地盤調査を行う

地震による倒壊を防ぐには、ます、きちんとした地盤調査を実施することです。役所で近隣のボーリングデータを貰うことができます。また、専門で地盤調査を行なっている会社もあります。調査では、土地の強さ(固さ)や、土の密度、また、地層がどのようになっているかを調べてもらえます。費用は3~7万円が目安となっております。

調査の結果、多少の問題があったとしても、地盤改良工事を行うことで、被害を最小限にとどめる事ができます。

基礎仕様の変更

一戸建ての基礎部分には、布基礎が一般的ですが、軟弱の地盤の場合は、より耐震性に優れたベタ基礎に変更したり、ベタ基礎の配筋を見直すことで、強度をあげることができます。

柱状改良工事

軟弱地盤が2メートル以上8メートル以下の場合に採用される工法で、軟弱の地層に穴を空け、そこにコンクリートを流しこんで柱をつくり、強度をあげることができます。

鋼管杭打ち工法

剛製の杭を何本か地中のかたい地盤まで打ち込むことで強度をあげることができます。

地盤は住宅の土台となる大切なものです。土地選びの段階から、調査や改良工事は、綿密に行いましょう。

建物の地震対策

建物の地震対策は、大きく分けて3つあります。

耐震

柱や梁を太くしたり、すじがいを入れることで建物の構造を強固にし、倒壊を防ぐ技術。現在の建物の建築基準法の耐震基準に基づいて建てられていれば、大きな地震がきても損害を極めて小さく抑えられる。

制震

壁や梁の中に地震の振動を吸収する粘りのあるダンパーを組み込み、地震の振動が直接建物に伝わりにくくします。また、どんな地盤でも対応できます。

免震

建物と基礎本体の間に免震装置を組み込むことで地震の揺れを遮断します。地震対策として最も耐震効果が高い技術ですが、工期が長い上にメンテナンス費用がかかる事が欠点となっております。

また、住宅性能表示制度耐震等級では、それぞれ等級が3ランクあり、等級1は建築基準法レベル、等級2は建築基準法レベルの1.25倍、等級3は建築基準法レベルの1.5倍の地震に耐えられることが目安となっております。

もっとも、地震による被害は建物の倒壊ばかりではなく、家具やテレビなどが転倒する二次被害もありますので、普段から、大きな地震への備えをとっておかなければいけません。

プロフィール

東恩納 尚縁

将来の夢は孫と一緒に暮らすこと。

孫ができた為、将来は娘夫婦と二世帯住宅の夢を持っています。
「住まい」について考えたコラムを寄稿しています。

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