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内外一体のステップフロアの家

建設地は、上江津湖周辺の住宅密集地にあります。 この土地は、クライアントの希望エリアで、クライアント自身の足で探しまわり、ようやく見つけた土地です。  形状は、細長い台形のような変形敷地。 当然、一番の要望は、広がりのある住空間をつくってほしいでした。 ただし、プライベート確保を前提として・・・。 また環境問題として、江津湖周辺の水はけの悪さがありました。 周辺情報によると最近のゲリラ豪雨時、一時的に水路が氾濫するとのこと。 しかし、そんな土地ではありますが、 北から南へと狭くなっていくパースペクティブな空間で、 奥深さを強調しています。 それは、今後の広がりの可能性を期待させてくれます。 また、 「水に浸かる」土地として見ていると、その形状が「舟」を連想させます。 それは、舟のような基礎の器が水から守ってくれるようです。 限られたスペースに プライベート確保という閉塞的になりそうな条件の中 そこに建つ家は、 基礎の器をベースとし パースペクティブな空間を軸に 視線の流れにこだわった より広がりを感じる空間を追求しました。 「床レベルの変化による空間の繋がり」 「向き・距離による抜けや俯瞰・仰視の角度」 「仕上げの素材、色彩、形状」 など 瞳孔の膨張収縮や様々な眼球運動を引き起こす視線の流れです。 また「視線」に重点を置いたのには、その他の要望にも起因しています。 夫は「黒い家、ソファーに座る、黒く籠る趣味室」に対し 妻は「白い家、畳に座る、白く全体を意識できる趣味室」などで 正反対の要望でした。 そこで、この住空間の中で生活する夫婦各々の視線の先を考慮し 空間構成や仕上げの配置を決定しています。 プライベート確保をしながら周辺環境や空へと垣間見れる窓。 そして周辺の屋根を超え江津湖や花火大会を望める物見台。 視線の先は、内から外へと抜けていきます。 Shipな家は、閉塞なコートハウスのようでどんどん外に広がるオープンな家になっています。

概要

作品名 江津の住処(サブ名:Shipな家)
ジャンル 中庭(パティオ)のある家|コートハウス,シンプル・ミニマル,デザイナーズ住宅
所在地 熊本県熊本市
設計から完成迄の期間平成22年6月~平成23年7月
間取り3LDK
基礎べた基礎(鉄筋コンクリート)
外壁カラーGL小波・大波張・左官塗り
屋根の形カラーGL葺き
珪藻土塗り・AEP塗装
ミモザ無垢フローリング
構造木造軸組
予算帯2000万円~3000万円
敷地面積36.7坪
延床面積100.74㎡(約30坪)
所在地熊本市

プロフィール

岩瀬隆広建築設計

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