住宅に併設された寺院


宗教施設である寺院には本殿・客殿に加えて、庫裡と呼ばれねる住職とその家族が住まう住宅部分があります。この庫裡には広間の茶室、水屋、待合と呼ばれる茶道の為の諸部屋も計画されています。

法規的には設計そのものにも、そして建築許可を得る為にも難しい手続きが存在します。茶室の計画に於いては、設備的に法律が安全性に追いついていない現状もあります。その点では建築家の姿勢が問われる建築だと考えられます。家具は勿論、仏壇を含めて宗派・住職のご意見を参考に私がデザインしています。

また、庭園設計でも、植栽や石の置き方まで計画させて頂きました。屋根は2階部分で約7kwの太陽光発電パネルが設置されています。  ローコストばかりでなく、庭の施工にも樹木を熟知した協力者、そしてこうした和の工事についても熟練の大工との強力なチームで当たることが出来るのも、当事務所の特徴です。

概要
作品名 庫裡
ジャンル その他
外壁 漆喰
屋根の形 片流れ
漆喰
パーチ
構造 在来工法
延床面積 334.11㎡
ロケーション 境内
予算帯 9,000万円
森 大樹/小埜 勝久

森大樹/小埜勝久|もり・たいき/おの・かつひさ|H2O設計室|建築設計事務所

開放的で気持ちの良い家を!