重なり合う家


長崎県の閑静な住宅地に位置するこの住宅は、プライバシーや防犯性能を確保しつつ住環境の充実とデザインを両立させることをコンセプトに設計されました。 外観は様々な方向から建築を重ね合わせ、かつ全体のイメージとしてリズム感のあるものにする為に庇の高さや、壁の位置を細かく設定し、建築に立体感を持たせました。

そして、家族のプライバシーを守る中庭には緑地や木の風合いにより自然を造り出し、自然とリビングを繋げるテラスに計画し、中庭から住宅全体に広がるように、リビングの天井や、外壁にレッドシダーをふんだんに用いることで、中庭の自然とリビングがより一体となるような空間計画を行いました。

住宅の断熱性能はもちろん、塗料や建材も自然素材にこだわり、住宅に住む家族、特に子どもたちに優しい住環境を目指して設計しました。

概要
作品名 M4-house
ジャンル 一軒家 , 自宅
所在地 長崎県東彼杵郡
構造 木造軸組み面剛性工法
延床面積 168.91㎡
佐藤 正彦

佐藤正彦|さとう・まさひこ|アーキテクト憧|一級建築士事務所

人の動きや流れ、そして心を設計します